※人物説明は簡略化したものです。ポスター掲載の解説ではありません。
- □弥生時代
- 卑弥呼
邪馬台国の女王/「魏志倭人伝」に記録の残る女王。まじないで政治を行った。
- □飛鳥時代
- 聖徳太子
十七条憲法を定める/冠位一二階、十七条憲法などを定め、政権の安定強化をはかった。
- 蘇我馬子
蘇我氏全盛時代を築く/聖徳太子と協力して政治を行い、蘇我氏の力を伸ばした。
- 小野妹子
遣隋使として隋皇帝と面会/聖徳太子の国書を携え、隋に渡った人物。
- 天智天皇
政治を変えた天皇/藤原鎌足とともに大化の改新を実現し、新しい政治体制を作った。
- 藤原鎌足
天智天皇を助ける/天智天皇とともに大化の改新を行う。藤原氏の祖。
- 天武天皇
古代中央集権国家を完成/壬申の乱に勝って天皇となり、中央集権体制を固めた。
- 額田王
「万葉集」の代表的歌人/「万葉集」を代表する女流歌人、天武天皇の妃でもある。
- □奈良時代
- 聖武天皇
東大寺の大仏を造る/国分寺や東大寺を造るなど、その治世に天平文化の花が咲いた。
- 鑑真
苦難の末に来日/失敗を繰り返しながらも来日し、日本の仏教の発展に貢献した。
- 桓武天皇
平安京をつくった天皇/都を平安京へと移し、律令制立て直しのための政策を行った。
- □平安時代
- 最澄
日本天台宗の開祖/遣唐使として唐で学び、帰国後に日本天台宗の開祖となった。
- 空海
「弘法大師」の名で有名/真言宗の開祖。書の達人としても知られ「三筆」の一人。
- 菅原道真
遣唐使廃止を提案/遣唐使廃止を行ったが、能力を疎まれて太宰府に左遷された。
- 紀貫之
古今和歌集時代の「歌聖」/「古今和歌集」の主要編者で、後世の歌人に絶大な影響。
- 藤原道長
藤原氏の絶頂期を築く/娘達を天皇の后にする政治手法で、藤原氏の絶頂期をもたらした。
- 藤原頼通
「平等院鳳凰堂」をつくる/道長の息子。平等院鳳凰堂を造ったことが有名。
- 紫式部
『源氏物語』を著す/代表作『源氏物語』は日本のみならず世界で愛読されている。
- 清少納言
才気煥発の女流作家/歌人の家に生まれ、中宮・定子に仕えた。代表作『枕草子』。
- 西行
旅に生き自然を愛した歌人/自然を扱った歌が多く、その歌風は後世に影響を与えた。
- 平清盛
平氏全盛時代を築く/武家にして政治の世界を駆け上り、平氏全盛時代を築いた。
- 後白河天皇
時代の転換期にあった天皇/武士が台頭する中、皇権の維持に力を尽くした。
- 源義経
平氏滅亡の立役者/源平の争乱で活躍するも、兄・頼朝に疎まれ、非業の死を遂げた。
- □鎌倉時代
- 源頼朝
武家の政権を打ち立てる/源氏を率いて平氏を打ち倒し、鎌倉幕府を創設した。
- 北条時政
北条氏執権政治の最初/頼朝の義父であり重臣。初代執権として幕政を動かした。
- 北条政子
頼朝の妻/妻として頼朝を支えた。頼朝の死後は「尼将軍」と呼ばれ、権力を握った。
- 鴨長明
『方丈記』で無常を描く/随筆文学の傑作『方丈記』の作者。他の作品に『発心集』。
- 後鳥羽上皇
「承久の乱」を起こす/鎌倉幕府に対し「承久の乱」を起こした。歌人としても有名。
藤原定家
新古今時代を代表する歌人/『新古今和歌集』の主要撰者で、後世の和歌に絶大な影響。
- 法然
浄土宗を開く/念仏で救われるとする浄土宗を開き、鎌倉仏教のさきがけとなった。
- 親鸞
浄土真宗の開祖/法然の弟子で浄土真宗の開祖。「悪人正機説」が有名。
- 源実朝
悲劇の将軍/権力争いに巻き込まれて暗殺された。源氏正統の将軍は実朝で絶えた。
- 北条時宗
元寇に立ち向かう/執権として元からの二度の侵攻(元寇)に立ち向かった。
- 吉田兼好
『徒然草』を著した自由人/日本三大随筆の一つとされる『徒然草』の作者。
- □室町時代
- 後醍醐天皇
鎌倉幕府を倒す/鎌倉幕府を倒し、建武の新政と呼ばれる新たな政治を開始した。
- 足利尊氏
室町幕府を開く/後醍醐天皇に味方したが後に対立し、京都に室町幕府を開いた。
- 足利義満
室町幕府の絶頂期を生む/南北朝を合一させるなど、室町幕府の絶頂期を実現した。
- 足利義政
東山文化と慈照寺銀閣/「東山文化」の時代の将軍。慈照寺銀閣を建てた。
- 一休
「とんち咄」で有名/奇抜な言動で仏教や世相を批判、後世の民衆にも愛された。
- □戦国時代
- 武田信玄
天下に最も近かった男/大きな勢力を誇った戦国大名だが、天下を取ることなく病没した。
- 上杉謙信
信玄のライバル/戦上手として知られた。武田信玄とは川中島で幾度も戦った。
- 毛利元就
中国地方の英雄/一代にして中国地方のほとんどを平定、毛利家の基盤を整えた。
- ザビエル
キリスト教を伝える/イエズス会創設メンバー。日本へ初めてキリスト教を伝えた。
- □安土桃山時代
- 織田信長
天下統一目前で散る/国内の大部分を支配下におさめたものの、本能寺の変で自害。
- 明智光秀
織田信長を討つ/織田信長の重臣だったが、本能寺の変を起こし信長を討った。
- 豊臣秀吉
驚異的な立身出世/百姓の身から信長に仕え、天下統一まで駆け上った武将。
- 千利休
侘茶を大成する/侘茶を大成したほか、日本文化のさまざまな面に影響を与えた。
- 狩野永徳
信長・秀吉に仕える/「唐獅子図屏風」などの傑作を残した日本史上有数の絵師。
- □江戸時代
- 徳川家康
江戸幕府を開く/長い雌伏時代を経て関ヶ原の合戦に勝利し、江戸幕府を開いた。
- 林羅山
公認儒官林家の祖/江戸期を通じて幕府の文教政策を担った林家の祖。
- 徳川家光
幕府の体制を固める/参勤交代や鎖国などの政策を実行し、江戸幕府の基礎を確立。
- 山崎闇斎
垂加神道をはじめる/朱子学や神道を研究、これらを融合した垂加神道を創始した。
- 徳川光圀
『大日本史』編纂を開始/後に水戸藩の事業となる『大日本史』編纂を開始した。
- 徳川綱吉
「生類憐れみの令」出す/悪政のイメージがあるが、文治政治の確立も目指した。
- 貝原益軒
膨大な著作を残す/朱子学、医学、本草学など、多彩な分野ですぐれた業績を残した。
- 松尾芭蕉
俳諧の概念を変える/俳諧のあり方を一審、芸術性の高い蕉風俳諧を確立した。
- 井原西鶴
浮世草子をつくる/庶民の読物「浮世草子」の創始者。俳諧師としても実力者だった。
- 新井白石
学者にして政治家/改革政治「正徳の治」を行った。学者としての業績も残した。
- 荻生徂徠
古文辞学を確立/儒教の一派、古文辞学を立ち上げた。代表作に『政談』など。
- 徳川吉宗
享保の改革をなしとげる/享保の改革を行い、停滞していた幕政を立て直した。
- 田沼意次
経済に通じた政治家/政治腐敗を招く一方、貨幣経済を定着させたとも評価される。
- 円山応挙
円山派の祖/「写生」を重視した独自の作品を描く。その画風は円山派をなした。
- 本居宣長
国学の巨人/後世の思想に大きな影響を及ぼした大国学者。代表作『古事記伝』ほか。
- 前野良沢
『解体新書』重要メンバー/西洋の医学書を翻訳し『解体新書』を作り上げた。
- 杉田玄白
『解体新書』を世に出す/前野良沢らとともに『解体新書』訳出に携わった。
- 上杉治憲
米沢藩を立て直す/農村振興や人材育成などの改革で米沢藩を立て直した「名君」。
- 松平定信
寛政の改革を断行/白河藩主を経て老中となり、寛政の改革に着手したが失敗した。
- 小林一茶
苦難の中で句を詠む/弱者への共感を句に表した。代表作に『おらが春』。
- 大塩平八郎
「大塩の乱」を起こす/元与力だが「大塩の乱」を起こし、幕政に大きな影響を与えた。
- 水野忠邦
天保の改革を断行/天保の改革を断行するも、厳しすぎる政策が受け入れられず失脚。
- 葛飾北斎
膨大な量の作品を描く/多彩な分野で膨大な量の作品を残し、海外でも評価が高い。
- 滝沢馬琴
『南総里見八犬伝』を著す/山東京伝門下で腕を磨いた。超大作『南総里見八犬伝』は約三十年かけて完成。
- シーボルト
日本の洋学者を多数育成/来日して多数の洋学者を育てたが、シーボルト事件で離日。
- 渡辺華山
蘭学者であり一流画家/一流の蘭学者で画家だったが、蛮社の獄で処分、のち自決。
- 高野長英
幕政を批判した俊才/語学などに才を見せたが、幕政を批判したために捕縛された。
- 緒方洪庵
種痘の普及に尽力/医師として大坂で開業、種痘の普及に力を尽くした。
- ペリー
「黒船」を率いて来航/幕末、二度に渡って来日し、ついに日米和親条約を結んだ。
- 阿部正弘
日米和親条約を締結/日米和親条約を締結した時、老中として幕政を引っ張っていた。
- 井伊直弼
開国政策を強引に進める/安政の大獄を引き起こしたが、桜田門外の変で暗殺。
- □幕末
- 吉田松陰
維新で活躍した人物を輩出/高杉晋作や伊藤博文など、維新で活躍した人材を育成。
- 橋本左内
開国を唱える/すぐれた思想家で開国論者だったが、安政の大獄により処刑された。
- 島津久光
藩主の父として活動/薩摩藩主の父として、幕末の政界で大きな力を発揮した。
- 徳川慶喜
江戸幕府最後の将軍/朝廷への大政奉還を決断し、江戸幕府最後の将軍となった。
- 勝海舟
維新を幕府側から動かす/西郷隆盛と会見し、江戸城無血開城を実現させた。
- 岩倉具視
朝廷側から維新を支える/公家として維新に深く関わり、維新後も新政府で活躍。
- 木戸孝允
「維新の三傑」の一人/別名桂小五郎。西郷隆盛、大久保利通と並ぶ維新の立役者。
- 西郷隆盛
薩摩藩側から引っぱる/薩摩藩側の中心人物として明治維新実現に貢献した。
- 大久保利通
新政府の基礎を作る/維新実現に貢献、維新後は新政府の中心として活躍した。
- 坂本竜馬
幕末を駆け抜けた志士/薩長同盟を取り持つなど活躍したが、暗殺でこの世を去った。
- 高杉晋作
奇兵隊を組織/農民主体の「奇兵隊」を組織するなどしたが、病で若くして死去。
- 榎本武揚
「最後の幕臣」/箱館で新政府軍と戦ったが、のち新政府に出仕して活躍した。
- 板垣退助
自由民権運動を指導/新政府で役職についたが下野し、自由民権運動を指導した。
- 伊藤博文
明治期の政府を引っ張る/明治期の政府を引っ張り、初代総理大臣にもなった。
- 福沢諭吉
明治を代表する思想家/西洋思想を広く紹介した。慶応義塾大学の創立者でもある。
- 大隈重信
早稲田大学の創立者/立憲改進党を結成した。早稲田大学の創立者でもある。
- □明治時代
- 桂太郎
重要な局面で総理/日英同盟、日露戦争、日韓併合などの局面で首相をつとめた。
- 森有礼
教育制度を整備/初代文部大臣。近代初期の教育制度整備に貢献した。
- 正岡子規
近代最大の俳人・歌人/明治以後の短歌・俳句に革命的とも言える変化をもたらした。
- 夏目漱石
近代を代表する文豪/数々の名作を発表し、近代文学に大きな足跡を残した。
- 森鴎外
歴史小説に冴え/夏目漱石と並ぶ文豪。歴史小説の分野において名高い。
- 樋口一葉
近代を代表する女流作家/女性をテーマにした傑作を残したが病で若くして死去した。
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